【極小】１０万分の４ミリの微小構造観察　ナノレンズを理研が開発

（´･∀･`）

１０万分の４ミリ程度の微小な構造を、試料に傷をつけず生かしたまま観察する技術を、
独立行政法人理化学研究所の研究チームが開発した。目に見える光を使う顕微鏡では原理上、
１０万分の３０ミリ程度が限界だったが、打ち破った。昨年１２月３１日付の米科学誌
「フィジカル・レビュー・レターズ」に論文が掲載された。

物質に光を当てると、物質の表面には「近接場光」と呼ばれる特殊な光が生じる。
近接場光の生じ方は表面の微細な構造で変わるため、この光を捕らえれば微細構造が「見える」。
しかしこの光は表面のごく近くにしか届かない性質があり、普通は目に見えない。
（中略）
従来の光学顕微鏡は分解能３００ナノメートルが限界だが、ナノレンズは４０ナノメートルに向上した。
河田さんは「電子顕微鏡なら分解能は１ナノメートル以下だが、試料を真空中に入れる必要があり、
細胞などを生きたままで観察することはできない。ナノレンズならできるため、
生物科学分野などで大きく貢献すると思う」と話している。【大場あい】

http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20060105k0000e040073000c.html

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