【佐賀】「近くだから」「あまり飲んでいない」「捕まらないと思った」と運転手のモラル、依然低く…佐賀県警が飲酒運転調査

うしマンφ ★

★運転手の意識、依然低く…県警飲酒運転調査

　県警は飲酒運転で検挙したドライバー１００人に、飲酒した理由などを聞き取り調査した。
半数近くが「近くだから」「あまり飲んでいないから」と回答するなど、モラルの低さが
浮かび上がった。福岡市で幼児３人が犠牲になった飲酒運転追突事故を契機に、飲酒運転撲滅の
機運が高まっているが、県警は「ドライバーの意識改革が依然として進んでいない」として、
対策に一層力を入れていく方針だ。
　調査は、飲酒運転取り締まり強化週間初日の９月１２日から秋の交通安全県民運動最終日の
同３０日までに検挙した１０６人のうち、無作為で抽出した１００人（酒気帯び９８人、酒酔い２人）から
直接聞き取った。
　内訳は男性が８８人、女性１２人。年齢別では２０歳代が最も多く２４人で、次いで４０歳代の２３人。
最年少は１９歳の少年で、最高齢は７５歳の男性だった。
　飲酒運転の理由については、「近くだから」（２４人）が最も多く、「あまり飲んでいない」（２０人）
「捕まらないと思った」（１２人）など。
　飲酒した場所から、運転して行くつもりだった目的地までの距離は２～５キロの２６人が最多。
２キロ未満（２１人）と合わせると５キロ未満が半数近くを占めた。
長崎市で飲酒し、佐賀市内で検挙された男性もいたという。
　飲酒場所は飲食店が４８人、自宅２９人、勤務先６人の順。車内での飲酒も５人いた。
基準値の５倍近い値を示した男性もいた。
　検挙が最も多かった時間帯は午後１１時～翌午前１時の２０人。午前５時～午後１時も１１人おり、
体内に残ったアルコールが抜け切れないままハンドルを握ったとみられるケースもあった。
　県警交通部は「こうした安易な気持ちが、大きな事故につながることを肝に銘じてほしい。
企業向けの講習や取り締まりを徹底していく」としている。

10月20日　讀賣新聞　http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news002.htm